老人ホーム入居における本人意思
両親を安心できる有料老人ホームに入居させたい、と考えられているご家族は多くなっていますが、ご本人はどのように考えておられるかは非常に重要です。ご本人の意思を無視して入居されても、有料老人ホームで安心して豊かな生活を送ることはできません。
体調を崩されたり、気力が低下し認知症の問題行動が発生したりと、短期間で退居しなければならないというようなケースもあります。そうなると、金銭的なことだけでなく、精神的にもご本人も、ご家族も負担が大きくなります。
中には誤魔化したり嘘をついてまで入居させようとする人もいますが、本人のために良かれと思ってすることでも、必ず大きなトラブルや問題に発展してしまいます。
また、それだけ比較対象が増えることになりますし、どのようなポイントでホームを見れば良いかという定点眼も身についてきます。一つの有料老人ホームしか見ずに向こうのホームが本人には良かった、もう少し考えれば良かった、と後で後悔しても、どうしようもありません。
老人ホームのイメージと言えば、暗くて『施し』的なイメージが強いのですが、はじめて有料老人ホームを見学される方は、その設備の豪華さやサービスの充実度に驚かれます。また、入居一時金も、これまでの高額な老人ホームばかりではありません。
数百万円台と価格も抑えられてきたので見学に行っただけなのに、これなら安心だ、とその場ですぐに契約してしまう人がいます。ほとんどの有料老人ホームでは、入居者が安心して生活できるように努力しており、高齢者が豊かな生活されるための十分な環境を整えています。
しかし、そうであっても本人の意思に反して、嫌々有料老人ホームに入居されるのであれば、楽しく豊かな生活が送れるとは思えません。実際に、せっかく入居されても、入居後1ヶ月程度で退居する方もおられます。
有料老人ホームで、ご本人が安心して幸せな老後の生活を満喫できるためには、ご本人が納得されて入居することが不可欠です。そのサポートはご家族にしかできませんので、ご本人が安心して有料老人ホームに入居できるよう、その意思を尊重し確認することが必要です。


